守るべきもの

先日、クローン羊「ドリー」の生みの親である
イアン・ウィルムット博士
によるある発表があった。

その内容というのは、これまでに作られたクローン動物全てに、
遺伝子に何らかの異常がある。とのことだ。

このことから、クローン人間を作ることにも、
かなりの危険を伴うことと思われる。
それなのに、研究を続行して何らかの障害を持つ人間を作ってしまった場合、
その人間への対応はどうするのであろう?
殺すのか?生かすのか?

たしかにクローン技術を使った医療を期待したり、
研究者としてのプライドや目標により、技術を発展させる。
などは重要なことだ。

またいろんな研究分野、産業があってこそ成り立つ経済もある。

だがそんなまだ、動物実験すら完璧に成功していない、
クローン人間を作るより、もっと難しいことがある。

それは絶滅危惧種の保護だ。
たしかに自然界には「弱肉強食」などといった食物連鎖が成り立ち、
弱いものは生きていけない環境にある。

がしかし、この絶滅危惧種はただ単に、弱いから絶滅の危機へ追いやられたわけではない。
人間が自然に手を加えたことによって、仲間がいなくなってしまった動物なのだ。

そもそも、弱肉強食の世界でも生態系のバランスが取れていれば、
そう簡単にある種の動物が絶滅することなどないだろう。

クローン技術の研究もいいが、
絶滅危惧種の保護にも目を向けてみてはどうだろうか?
確かに「この動物を絶滅の危機から救いました!!」といっても、
たいした市場価値はないが。。。。。。問題の本質はここにあるのかな?

戻る

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送