ある日、ちょっとの暇を見つけたので、
めずらしくサーフィンしていたところ、
とても興味深い記事をみつけました。

それは、99-00シーズンに、新潟県舞子後楽園スキー場にて、
スノーボーダーとの接触事故により、娘さんを亡くされた、
お父様、舘野彰男様のメールです。

幸いにもコンタクトをとることができ、
当HP掲載の許可ももらいましたので、
ここにご紹介したいと思います。
また、都合により他HPからの転用ですので、
レイアウトは全く異なります。
ご了承ください。

―――――――ここから―――――――――――
スノーボーダー皆様方へ

拝啓  初めてお便り致します。
私は、今年1月2日新潟県南魚沼郡塩沢町の舞子後楽園スキー場内で
ソリ遊びをしていたところにスノーボーダーが衝突し、
この世を 去った舘野杏奈の父親です。

一部の報道では『子供を乗せたソリがスノーボーダーに突っ込ん だ』
と言うような内容のものがあったそうですが、
実際は平らな所でソリ遊びをしていてソリが停止したところに
相手のスノーボーダーの方が衝突してしまったのです。
まさか自分のかわいい娘がこん な事故に遭うなんて思いもよりませんでした。

妻は半狂乱状態に陥り、今なお立ち直れずにいます。
私も四十九日を過ぎたいま、より一層の 悲しみを抱いております。
相手の方も、通夜と告別式に出席して頂き、
そこで私と妻の悲しみの深さを見て相当なショックを受けているもの と思います。

ここでスノーボーダーの皆様にお願いがあります。それは、

1.小さな子供のそばでは細心の注意を払って頂きたいこと。
2.人混みの中を無理して滑走しないこと。
3.自分の技術を過信せず力量にあった場所及び滑走をして頂きたいこと。

以上の3点につきまして子を持つ親の立場としてお願い致します。
我々もスノーボーダーの皆様の邪魔にならないよう注意してゆくよう心がけたいと思っております。

勝手なお願いだとお思いでしょうが重ねてお願い致します。
事故が起きてからでは遅いのです。
                                             敬具
平成12年2月26日
    新潟県南魚沼郡塩沢町大字大木六新田95番地1
                   舘野彰男   E_MAIL  oldriver.akio@nifty.ne.jp
―――――――ここまで―――――――――――

僕もこの記事を読むまでは、
ここに書いてあるように、間違った報道を鵜呑みにしていました。
まことに恥かしく思います。。。。

とにかく、我々の仲間(NOxのメンバーのことじゃないよ)によって、
1人の尊い生命を奪った事はちがいありません。
別に加害者(表現が正しくなかったらごめんなさい)を責めるわけではありません。

みなさん、待ちに待った雪。
東京・千葉・埼玉から週末の混雑の中、やっと到着したゲレンデ。
はやる気持ちもわかりますが、このような事故をおこしては、せっかくのゲレンデが台無しです。
それどころか、人様の人生まで奪う事になりかねます。

ボクが感じたのは、このメールを読む限りでは、
舘野彰男様は、スノーボードを恨むどころか、
スノーボードの事故をどうやってなくすか?ということを考えておられます。
また、HP掲載に関してのメールの返事には、
とても、やさしい言葉をかけてもらいました。

そこで僕らにできることは、今後、同種の事故をなくすことです。

今までNOxは、自然環境に対して働きかけてきましたが、
今後は、スノーボードによって人を悲しませる事のないよう努めていきたいと思います。

最後になりましたが、ここに杏奈ちゃんのご冥福をお祈りします。

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